【本革手縫い】FGO 水着ジャンヌオルタ イメージコインケース 製作しました

こんばんは、サークルKuronko 製作担当の黒猫です。

少し前になりますが、FGOの通称 水着邪ンヌ をイメージした馬蹄型コインケースを製作してみました。

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水着邪ンヌ 馬蹄型コインケース

 

 前作の邪ンヌコインケースの水着ver.となります。 

leather-kuroneko.hateblo.jp

 

デザイン

水着邪ンヌのイメージカラーである赤と黒を用い、表面には水着のファイアパターンを切り抜き、下にスウェードの赤を覗かせています。 

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表切り抜き部分

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裏面刻印部分

裏面には彼女が好みそうなドイツ風の刻印を…ということで、鷲の刻印を打ってあります。

 

ステッチとコバにも赤を効かせ、水着の色配分と同じくらいにしました。

また、引手に要所でデザインされているリング(ガンメタ)を赤のチェーンで留めたことで、より水着邪ンヌらしさが出たかなと思っています。

 

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収納部(BOX型)

 

内部は耐久性のある合皮を使用して、ミシン仕上げです。

収納性は、500円硬貨が20枚ほど入ります。

 

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コインを入れた状態

製作に関して言えば、曲線の連続であるファイアパターンの切り抜きが高度な技術となりました。

通常この部分は抜き型と言って、刃の付いた金属の打ち具で叩いて抜くのですが、ここまで曲線が多く、曲線率も異なるパターンは金型の製作がかなり難しいのではないでしょうか。以前に金型屋に見積もりを依頼したところ、こんなに小さく複雑な形は作りませんと断られてしまいました。

 

と言うわけで、毎回一点ものの製作が多い当サークルではこの部分を手で切り抜いています。最小部分はヒシメが打てるギリギリの5mm幅、繊維のある厚みのある革を特殊研ぎした積層鋼(ダマスカス鋼)の切り出し包丁を用いて、集中して切ります。僅かでも切り過ぎれば台無しなので、技術と集中力を必要とする工程です。紙や合皮と違って、本革は厚みもあり、本当にクセがあって切り抜きは難しいです。

 

メインの模様となる部分ですので、無事切り抜けて良かったです。もちろん、切り抜いた部分のコバもきちんと仕上げてあります。

後は分解しないと分からない部分ですが、手に持ちやすいように革の間にトコ革を入れて、ふっくらとした形に仕上げています。

 

素 材

  • 黒部分・・・・・・・・・牛ヌメ革 植物性タンニン鞣し
  • 赤(切り抜き下部分) ・・エルクスエード革 赤染
  • ジッパー・・・・・・・・YKK使用

 

サイズ

  • 横・・・約10cm(最大部分)
  • 縦・・・約 8cm(最大部分)
  • 厚み・・約2cm

※500円硬貨 約20枚入ります。

 

頒布について

  • 本体・・・・10,000円
  • 送料・・・・実費(追跡・補償のある宅急便コンパクトを予定)

 

C97に受かっていた場合、1点持ち込みを予定しています。また、製作状況によりますが、受注で製作を承ることも可能な場合があります。詳細についてはTwitter宛にご連絡下さい。

 

 

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