白露型キーホルダー・バッグチャーム試作開始!

おはようございます、Kuronekoブランドのkuronekoです。

 

先日デザイナーさんより白露型モチーフ(白露・村雨・時雨・夕立・春雨)のキーホルダー・バッグチャームのラフ画いただいたので、現在試作を進めています。

また、合わせて今まで作ってきた妙高型・大井北上さんのバッグチャーム化も検討中です。まだまだ試作の型紙段階なので、画像をお見せできるのはもう少し先になるかと思います。

 

以下、革やデザインのお話です↓

 

 それぞれが可愛いデザインなので作っていて面白いです。その分、革や金具が特殊なものになってきます。

 私は本来、革の手縫いで小物を作ったり修理をしている人間なので、こういうデザイン性の高いものはあまり作ったことがなく、戸惑うことも多いです(笑)ちなみに鞄などの大物はミシンさんの出番なので手縫いの場合、私はあまり作りません。

 

 通常であれば、革の物というと、オイルレザー等を使いシンプルなザインをしていきます。使うほどに味が出る、十年使っても修理ができる、などが本革手縫いの醍醐味、というのが巷のうたい文句になっていますね。もちろん、コンセプトシリーズも十年使っても修理は出来ますし、本革ですので味も出ます。

 

 決定的に違うのは、やはりデザイン性でしょうか。普通の小物やバッグ等は、ステッチはあくまで革と革を縫い合わせる、接続、という意味で使います。今回のコンセプトシリーズは接続+デザインでステッチを入れていきます。きちんと縫って、しかもそれがそれぞれのモチーフにならなければいけない、というところが、革の技術とデザインのせめぎ合いになります。難しいところも多いだけに、うまく出来上がった時はうれしいです。

 

 今はキーホルダーを中心に作っていますが、今後はパスケースや名刺入れなどにも、このデザインを応用して作っていけたらなと思っています。本革手縫いのコンセプトPASUMOケースなんて、あったら私も使いたいですから。